1月18日

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そんな不安を持ちながら新人に仕事を教えていった。 新人は一週間も過ぎるとあらかた出来るようになった。元々ここの工程は易しいので、一週間で独り立ちする。 それにここの工程は基本一人でやるので、二人もいるとすぐに終わってしまう。 だから時間が余る。 毎日、一、二時間余り時間がある。 しょうがないので掃除をする。でも毎日するのでしてない所がだんだん少なくなる。ホントに細かいところまでやるようになった。するとなぜだか立つ鳥跡を濁さずのような状況に思えてきた。    「今までありがと」 ほこりを溜まってるところを拭きながら、そういう気持ちが湧いてきた。
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