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入学式が終わり、下校途中に書店に向かう。
彼女は、中学生の頃から、学校帰りに書店に寄るのが日課であり、向かうと言うよりは、書店に引き寄せられた。と言う方が、正しいかもしれない。彼女の名前は、麻倉優姫(あさくらゆうき)麻倉神社の長女であり、この物語のヒロインである。メガネにおさげ姿、好きなタイプは、容姿端麗で優しい紳士的な白馬の王子様…。
ちょっと変わった16歳である…。
彼女は、しばらく書店の中を見て歩くと、1冊の本の前で止まり、その本を手にとる。
少し書店の売り物にしては、古びた年代物の本に見える。普段なら、少し中を見て吟味してから、購入するか決めるのだが、気づくと彼女は、その本を買い、自宅に帰宅していたのだった…。
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