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一瞬、時が止まった気がした。
でも、心臓は今までに感じた事がないくらい高鳴っている。
「ほ、・・・本当に?」
「ああ。」
「そんな事約束しちゃって・・・いいの?だって、今まで私達あんまり喋った事がないし・・・」
「今から知っていけばいいだろ?それに、今の条件を満たせないと俺は付き合えないから、付き合い続ける方が大変だと思うけどな。」
あ、自覚はしてるんだ。
ちょっとただの自己中かと思い始めてた。
「そっか。他には?」
「俺が叶えられるだけの君の望みを叶える。」
「へぇー。それじゃ、毎朝迎えに来てって言ったら来てくれるんだー。」
「・・・何言ってんだよ?」
さっきまでとは違う表情で彼は呆れた様に言ってきた。
「え!?・・・ダメなの!?」
それじゃ、どこまで叶えてくれるのよ!
範囲狭すぎじゃん!
呆れた顔からさっきまでの顔に戻りそれでもやはり呆れた様な口振りで彼は言葉を放った。
「俺が迎えに行かなかったら、条件2の[家以外では俺の視野の届く範囲に居る]に反するだろ?」
あ、そっか。
それじゃ・・・毎日彼氏のお迎え付き+送り付き!?
何か・・・いいかも。
「それじゃ・・・凶也君が毎日迎えに来てくれたり送ったりしてくれるんだ?」
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