序章

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僕は真面目に正直に 『したことないです。』 と答えた。 するとヤンキーは 「はあああ!?マジでぇえ!?」 と何とも腹の立つ返しを笑いながらしてきた。 『......』 僕は耐えた。 暴れたところでケンカの経験なんて無い僕はどうしようもない。 倍返しがいいところだ。 「彼女は?」 『いませんけど。』 「前は?」 『いませんけど!』 「一度も?」 『いませんけど!!!』 「マジでマジでマジで!?!?」 『もういいですか?僕帰ります。』 僕は彼の手をどけて自室へ向かった。
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