序章

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そのまま通りを進んだところに僕の新しい住居があった。 古いアパートだ。 この前まで住んでいた場所よりはずっと古いし、部屋も狭い。 でも何だか温かい気がした。 階段を上がり自分の部屋へ行った。 既に荷物は先日運び込んでもらっている。 冷蔵庫やベッドなんかの最低限の家電や家具は僕が望んだ位置に配置され、残るは少ない段ボールの中とカバンの荷物を片付けるだけだった。
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