序章

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向かったのは1階の奥。 管理人さんの部屋である。 チャイムのボタンを押すと物音が聞こえた。 「はーい。」 声がしてドアが開き、優しそうな中年女性が現れた。 管理人さんである。 『こんにちは。 今日からお世話になります。 これ、実家の近くの美味しいお菓子なんで良かったら食べて下さい。』 僕が菓子折りを手渡すと 「まあまあ..ありがとう。 こちらこそよろしくね。 困ったことがあったらいくらでも言ってちょうだい。」 管理人さんは見た目通り優しい笑顔で返してくれた。
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