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『温かい音』
囁くように
窓辺から聴こえてくる
波の音。
優しく、優しく……
目を閉じて聴いているとまるで子守歌を聞いているような
穏やかな音が僕を包んだ。
遠くの方から誰かの声が聞こえたきがした。
僕はまだこの穏やかな時間を味わいたいから、寝たふりなんかしてみたけど
君の温かな手で触れられたら寝たふりなんてしてられないね
子守歌、また聞けばいいさ。
今度は君と一緒に……
あの穏やかな波の音を……
手を繋いで……
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