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―数時間前―
アタシと勇介が手を繋ぎなら歩いてると、勇介が話しかけてきた。
「なぁ……あの時の約束…覚えてるか…?」
あの日の約束…。勇介がアタシを守るって言った事だ…。
「覚えてるよ…」
「あれ…本気だから」
「えっ…?」
「俺は…ぜってぇ愛を離さねぇ…。例え…この命を落としても…な」
アタシは…とっさに勇介に抱きついた。
「そんなの…そんなの…ダメッ…」
「俺は…そんくらいの覚悟があるんだよ…」
勇介がアタシの背中に手をまわす。
「愛…お前に憎まれようが恨まれようが…俺には関係ねぇ…愛…俺は何が何でもお前を守る…」
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