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約束の時間になってもなかなかこない。だが数分遅れて走ったのか息を切らしながら美加は青年2人に謝罪した。
「ごめんね!駅が混雑してて」
「それは仕方無いよ」
と円テーブルに三人は座って真剣な目付きになった。
「あの事件の真犯人をぶっ殺すだけじゃなく俺たちを不幸のどん底へ陥れた一族への復讐だ。」
「あの家族だけ幸せなんて許せない!」
三人の目は復讐の目を浮かんでいた。それは死刑執行された数か月後兄妹達は苛めに耐え続けていた。学校の帰りに不思議な老人に出会った。
「君達のご両親は人殺しじゃ無い」
「あんた誰だ?」
「君達と同じ人間だよ。真犯人はこいつだ」
と老人が取り出した一枚の写真。がっちりとした体型にきっちりスーツを着ている年はだいたい40代だろう。
「誰だこいつ」
「君達のご両親を人殺し仕立てた間宮泰輔だよ」
「父さんと母さんをこいつが…!」
「私の願いはそれだけじゃあ無いんだよこの5枚の写真はこの男の子供だよ」
と言って写真を見せた。妹の美加も顔を覗かせて見ていた。
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