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「あの…さっきはありがとうごさいます」
美加は慶介と歩いている最中に礼を述べた。慶介は優しく笑っていた。
「俺、こう言う性分なんだ。」
「そうなんですか」
それからは不思議と会話が弾んだ。それは美加は復讐相手だと言う事を忘れるぐらいに。
「付いたよ」
目の前には10数階はありそうなマンションでオートロックでいちいち解除するのが面倒いと冗談まで言った。エレベーターで9階のボタンを押した。
「俺、これからまた仕事に行かなきゃならないんだ。妹がいるから妹に手当てして貰うと良いよ。あっ!自己紹介がまだだったね俺はこう言う者です」
と言って名刺を出した。そうしている間に付いていた。左のドアに進んだら少女が出て来た。
「慶兄ぃ。」
「沙姫この子の手当てを頼んで良いか?」
「うん。えっと…」
「水野です!水野椿」
「椿さんね!上がって下さい!」
と言って慶介は仕事に向った。沙姫はリビングまで案内して、救急箱を取り出して、手当てをした。
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