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しかし、それはすぐに絶望へと変わることになった。
ボールを追っていた瞳に信じられない光景が映る。
センターの平畑がボールを取りこぼした。
2アウトで全力疾走をしていた相手ランナーは、2塁ランナーまでらくらくホームイン。
それと同時に相手チームのベンチから歓声があがった。
マネージャーの女の子なんか涙を流していた。
多分、今までがんばってきてよかったね。
なんて、言ってんだろうな…
こうして俺の…
斎藤孝の高校一年の夏は終わりを告げることとなる
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