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ライナが再び赤ちゃんを取り上げて、産湯につけます。
元気な二人の赤ちゃんの産声が響く中、女中達は静まり返っておりました。
キュリア様の表情が曇ります。まさか……と。
「ライナ……。赤ちゃん……は……。」
恐る恐る、キュリア様がライナに問い掛けます。
先程と同じ様に、ライナは白い布で包んだ赤ちゃんを、キュリア様の側に置きました。
「王……王子……様……で……御座います。」
ライナの言葉を聞いた瞬間、キュリア様は声を上げて泣かれました。
女中達も、ライナも声を抑えながら、それでも嗚咽を漏らしながら泣き崩れます。
キュリア様が身ごもった子は、男の子と女の子の双子だったのです。
キュリア様とよく似た金色の髪と、二卵性双生児でありながら、まるで鏡の様に良く似た二人の相貌。
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