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学校で何かあったのかと、学校に足を伸ばせば、校長を始めとする教師達が口を揃えて、『何もありません』の一点張り。
都内有数の進学校だ、何かあっては学校の名前に傷が付くというところだろう、親父たちはすぐに追い返されてしまったらしい。
そうこうしてる間に、クリスマス、年末年始が過ぎていった・・・。
色々手を尽くしたが、八方ふさがりで、もうどうしようもなく、ただただ時間が過ぎた。親父たちは、三年に上がるまで放っておく事にしたらしい。
『思春期ってやつかもな。優輝は幸輝と違って思春期と言える思春期がなかったしなぁ。ま、たまには迷惑かけてもらわないと、親父としては寂しいしな~』
親父は親父で、明美をこれ以上心配させないように考えての言葉だったと思う。
そして、バレンタイン、雛祭りと、イベントは過ぎていき、俺は卒業式を迎えた。
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