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家に帰ると姉がご飯の準備をして待っていた。
「おかえりなさい。雅美くんもいらっしゃい。」
「お邪魔します~。響さん!これ、お土産です。」
途中、姉の好きなケーキ屋によって買ったケーキを雅美は姉に手渡した。
「わぁ!うれしい。ありがとう。」
狭いけど・・・と居間に案内した姉はそそくさとキッチンへ戻り、晩御飯をはこんできた。
「雅美くんのリクエストで中華にしてみたんだけど。」
雅美、リクエストまでしてたんだ・・・。
出された料理に歓声を上げる雅美を、僕は呆れた顔で見た。
大皿から皿に料理をよそうと、いただきますをした。
「う~ん!マーボー豆腐おいひぃ~♪」
「みんなで食べるのっていいわね。」
上機嫌な雅美の声を聞きながら、姉もうれしそうにいった。
雅美の乱入も・・・姉が喜んだ顔が見られたから悪くはないかなと思った。
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