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ポピー村はクードたちの王国より穏やかであった。
「凄い…ね、クード!」
「そうだね。イシスより穏やかだ…」
クードたちが向かった先は役場みたいな建物だった。
渋い音のするドアを開けると、目の前に村長らしい妖精が座っていた。
「騎士さんたち、待っていました。少しお話を聞かせて下さい。」
「話とは?」
「ガレスとの争いのことですよ。」
「はぁ。いいですよ。」
争いの事情を話すと、村長は
「私達、妖精も争いに参加させて下さい。
お願いします。この村の者たちもガレスに仕返しをしたい者もいますし。」
「クード、何て言ってるの?
「協力したいそうだ。
「そうなの。いいじゃない。味方は多い方が有利よ。後で陛下に話をすれば」
「そうだね。それでは…参戦に許可します。」
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