1話

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「やっと昼飯かぁ」 「アンビーはそんなに楽しみなのか?」 「当たり前だろ!腹が減っては戦は出来ねぇって言うだろう?」 「あぁ、まぁねー」 「その通りだよ。見習い騎士さん」 クードたちの背後から聞き覚えのある声がした。 「そそ…総隊長クロウリー様」 周りに座っていた兵士たちが一斉に立ち上がり、敬礼をした。 「新しい入団者たちがやってきた。広場に集合するように。」 「了解しました。」       ※ 「騎士になりたく参りました。リード・サラです。」 「ほら、言ったろ。…ど、どうした?クード」 「か…可愛い。」 「こいつ…完全に駄目だ」 その子は肩まである髪と肌の色が特徴的な女の子だった。 「おい。お前ら。聞いてるのか?」 「し、失礼しました。シマ隊長」 「まったく。…所属先はお前たちと同じになった。」 「えぇ」 「よろしく。私はサラで良いから」「よろしくな。サラ」
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