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「やっと昼飯かぁ」
「アンビーはそんなに楽しみなのか?」
「当たり前だろ!腹が減っては戦は出来ねぇって言うだろう?」
「あぁ、まぁねー」
「その通りだよ。見習い騎士さん」
クードたちの背後から聞き覚えのある声がした。
「そそ…総隊長クロウリー様」
周りに座っていた兵士たちが一斉に立ち上がり、敬礼をした。
「新しい入団者たちがやってきた。広場に集合するように。」
「了解しました。」
※
「騎士になりたく参りました。リード・サラです。」
「ほら、言ったろ。…ど、どうした?クード」
「か…可愛い。」
「こいつ…完全に駄目だ」
その子は肩まである髪と肌の色が特徴的な女の子だった。
「おい。お前ら。聞いてるのか?」
「し、失礼しました。シマ隊長」
「まったく。…所属先はお前たちと同じになった。」
「えぇ」
「よろしく。私はサラで良いから」「よろしくな。サラ」
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