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数日後。
「お前らの所属部隊が決まったぞ。第102レッド・ハーツ騎士団になった。」
「お知らせありがとうございます。ライネス隊長。」
説明によるとレッドハーツの隊長のジャーバス。副隊長のレン。そしてクードたち28人の騎士たちで構成されているそうだ。
レッドハーツの隊長の後を追うように、クードたちは騎士団室に向かう。
「我々、レッド・ハーツは北門のの護衛に当たる。ホワイトテイル騎士団も一緒だ。明日の朝、護衛に出る。以上」
隊長は命令を言い、騎士団室を出て行った。
「クード。俺達、戦にでるんだな。…何か怖ぇーよ。」
「大丈夫さ。毎日の訓練どおりにやれば。そういえば、ホワイトテイルって優秀な弓兵がたくさんいるらしいね。」
「そうらしいなぁ~」
そして、辺りは闇に染まり騎士たちは明日に備えて眠りにつく。
※
朝になる。鳥の鳴き声の中に角笛の音が響き渡る。
「ガレスの野郎。もう仕掛けて来やがった」
それは、イクスの兵たちが目覚める前だった
報せの角笛を鳴らしたのは監視塔にいる騎士だった。
「陛下、街の人たちは皆避難させました。」
「うむ。お前も早く護衛に向かいなさい。」
「はッ。失礼します。」
「幸運を祈る。」
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