2話

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「あなたは誰?」 「俺はクード。」 「そう」 「お前は…?」 「……」 「クー…。起…ろ。始まっ…よ。」 「クード起きなさい。」 「クードぉ…た、隊長」 「早く、仕度して街の広場に来い。」 「はぃ」 レッドハーツの鎧は赤と銀の二色で塗り分けされている。旗には紅い竜が描かれてあるのだ。 「クード起きろ。行くぞ」 「うん」 約20分で街の広場に着いた。そこには綺麗に整列した騎士たちが立っていた。 「スッゲー、皆同じ色じゃん。」とアンビー。 「確かに…」サラが言ったのだ。 「アンビー、俺達と共に戦うホワイトテイル騎士団の格好が凄いよ」 白銀の鎧を身に包み、背中には大きな羽根を、手には黄金の弓を持っている。 「あぁ…凄い」 その頃、城壁では…
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