2話

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「1~20、放てッッ」 城壁からは弓が風を切る音が、至る所から飛び交う 射ぬかれた人の苦しがるも飛び交う 「アス隊長…ガレスの奴らが攻撃を仕掛けてきました。」 「着たか。全弓兵に伝えろ。ガレスの奴らに一斉射撃を行う。」 「はっ。かしこまりました。」 朝の時と同じように角笛が鳴り響く 「全員、一斉射撃に入る。構えろッ!……」 「何だ…あれは」 「…かまうな。放てーッ。」 ガレス軍の攻撃の方が早かった。 「ドスドスドスドスドス」 射ぬかれたイクスの騎士たちの声が響き渡る。 辛うじて重傷で済んだ騎士が07騎士団に伝えに西塔から東塔へ、よろけながら伝えに行った。 「た、隊長…08騎士…団…」 「大丈夫か。何があった?」 「ガレス…の奴ら…へ…兵器を…」 その知らせを聞いたのは第07特殊工作員の隊長だった。 「アス隊長は…死んだのか…。報告、ご苦労。…ありがとう。」      ※ 「失礼します。…陛下、08騎士団が全滅しました。」 「本当かね。」 「はぃ。」 「奴ら08騎士団は敵兵約1,200人やりました」 「そうか…立派だった。」 「はい。」 「そろそろ、守る側から攻める側に変わるかね。」 「…了解しました」
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