7237人が本棚に入れています
本棚に追加
/35ページ
部屋にノックの音が響き。
「サク坊ちゃま、夕食の準備が出来ました」
先程の執事があらわれた。
「あぁ、わかった。ってかあれ程、サク坊ちゃまと呼ぶなって言ったのに……」
そう嫌そうに言いながら、桜井は食堂に案内するといい、先頭を歩いて部屋を出た。
この建物にはいくつ部屋があるのか……今数えただけでも、5つはあった。
15は確実に超えているのは確かだ。
執事と桜井についていくと、大きな扉の前……ゆっくり執事が開けると、大きなテーブルに、美味しそうな料理が並んでいる。
「まぁ適当に座って」
そう言われて亜紀は、すかさずシンの隣りをキープ。
真奈美は嫌そうに、仕方なく亜紀の向かい側、桜井の隣りに腰掛けた。
「すごぉ~い」
感動して思わず声が出てしまうほど。丸焼きのチキンにステーキや、美味しそうなサラダ、色々並んでいて、亜紀はなんだか漫画の中にいる気分だった。
「好きなもの食べて」
それから4人での夕食が始まった。とても美味しい料理ばかりでホッペが落ちてしまいそう。
最初のコメントを投稿しよう!