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目覚めた瞬間1番に見えたのは、隣で眠る赤西の顔。
あれ...
辺りを見回すと、廊下に居たはずなのに今はベッドに寝かされてる事に気付いた。
あぁ、そういや俺、途中で気失ったんだッけ..
少し身体を起こして隣に眠る赤西の髪を指に絡める。熟睡しているのか起きる気配もない。
『.....愛してるよ..』
『..俺も』
Σ?!
寝ていると思っていた赤西はいつの間にか目を開けていた。
『....っ../』
恥ずかしくなッて目を反らす。
起きてんなら、言えよバカ西ッ!!!
真っ赤な顔をした俺を、赤西は優しく抱き寄せた。
『...竜也..?』
『....何..』
つい素っ気なく答えてしまう。素直になるのッて難しい。でも。
『愛してるよ』
そんな俺を理解して包み込んでくれる愛おしい人。いつも、欲しい言葉を与えてくれる。優しい体温で抱きしめてくれる。
素直じゃなくて、ごめん。でもこの気持ちは嘘じゃないよ。
これからも俺だけを、愛して。
愛してる。
そんな言葉じゃ足りないほど
好きで好きでたまらない
END
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