恋する王子様

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しかし暇だ... 上田が寝室に行って10分。俺は既に暇を持て余していた。見たいテレビもやってないし、まじつまんねー。 俺もそろそろ寝るか。なんて思いながら寝室へと向かう。 ドアを開けると12畳程の洋室に、どん、と置かれたベッド。いつ見ても思うが、でかい。 だいたい一人で寝るのに、クイーンサイズのベッドが必要なのか? そんな大きなベッドの真ん中で、丸くなって眠る上田の姿が目に入った。 それはさておき、俺はベッドに潜り込む。 適度な固さのベッドにフカフカの毛布。俺がここに泊まりたい理由はこのベッドにあった。  
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