はじまり

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大学受験も間近にせまった12月。 拓也は学校を早退した。 悪寒がするのだ。 部屋に戻ると早々に熱を 計ってみたが熱はなかった。 「風邪か、こんな大事な時に…」 布団に潜り込み そのまま眠りに付いた。
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