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何にでも興味を持ち、様々な知識、武術、魔法を吸収していったアヴェルは、7歳にしては大人びた少年で、誰もが認める王位継承者となっていた。
アヴェル「お父さん、また書庫の本読んでいい?」
父「ああ、構わないぞ」
父・ジオは、そんな息子が自慢であった。
いつものようにアヴェルが、書庫の本を読み漁っていると
ジオ「アヴェル、今日はファイが来るからな」
アヴェル「え!? ファイ叔父さんが!?」
笑顔でジオを見る。
ファイとは、ジオの義弟。つまり、アスクとティナの父親である。
ジオ「もちろん、アスクちゃんとティナちゃんもだ」
アヴェル「やったー!」
アヴェルは、王子と言うこともあってか、同年代の友人がアスクとティナくらいしかいなかった。
ジオ「二人と遊ぶためにも、ちゃんと勉強を終わらせておきなさい」
アヴェル「はいっ!」
二人と遊ぶためにアヴェルは一生懸命勉強をし、すぐに終わらせてしまった。
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