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今私はヒナタの家に1人でいる。ヒナタには言ってないのに帰る所がないことをなぜか知っていた。 なんでわかったの?と聞くと、 『1人にしないでって顔に書いてあるよ』 と言っていた。 そんなこと書いてないもん。ヒナタにはかなわないよ。 ヒナタはその間サクヤさんの家に泊まっている。この2日間、食事を作りにきたり家事をするためにやって来て、仕事やサクヤさんの家に行くために出て行ってしまう。 「ヒナタなんでもできちゃうからな…女子の面目丸つぶれだよ」 7畳くらいの広さのマンション。目立った家具はブラウン管のテレビとベッドくらいしかなく、部屋の隅に本が積み重なっている。 壁にぶら下がるコルクボードには、異国の地の風景や人々との写真が張られていた。
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