82人が本棚に入れています
本棚に追加
「海ちゃん今日元気ない?」
「そんなことないよ?なんで?」
「んー何となく」
なんでヒナタにはばれてしまうんだろう。周りには無表情で何考えてるかわからないって言われるのに。
「ごちそうさま」
ヒナタは先に食べ終わり、食器を片付けに席を立った。カチャカチャと食器をシンクに置く音がした。
少しして、ヒナタの足音が近づいてきた。そして私の頭をポンと撫でた。
「ご飯食べた後、片付けの手伝い期待してるよ?」
頭をクシャクシャ撫でられる。
「う、うん」
「あとなんかあったら俺に言うんだよ」
なんでもお見通し。
ほんとに私の顔に書いてるのかもしれないな。
.
最初のコメントを投稿しよう!