第二次淡路島戦闘

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グロック18をフルオートで撃ちながら雪は基地へ突入した。 連射できるハンドガンとして、グロック18は優秀である。 が、9mm弾を使用する為、威力不足は目に見えていた。 目に入った死亡している海兵隊員からSCARライフルとその弾倉を取り、それを構える。 マガジンの大きさからして、このSCARライフルは7,62mm弾を使用するMk,17と言うものだろう。 Mk,17にはダットサイトにフォアグリップ、暗所用の長物ライトが付けられていた。 そのMk,17を兵舎に向けて撃つ。使い慣れたHK416とは比べ物にならない程反動が強い。 瞬く間に銃口は跳ね上がり、初弾以降は狙った場所に飛ばなかった。 フルオートでは使い物にならないと思った雪はセミオートに切り替えた。 いざという時少し不安だが、まぁ仕方ないか。 セミオートで再び兵舎に向けて発砲する。 7,62mm弾を使用する為、集弾率は高い。 狙ったところに飛んでゆく7,62mm弾は兵舎のガラスを叩き割った。 どうやら敵に命中することはなかったようだが、その正確性は流石といったところか。 その時、雪の脳内で1つの記憶がフラッシュバックした――
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