第一次日本戦争 - 限界点 -

台場侵入

言われて雪は小さな機械を取り出し、そのスイッチを力強く押した。

その機械を周囲のレーダー類や対空兵器を使用不能にする装置だった。

「本部、こちらデルタ。EMP作動、対空ミサイル無力化。」

『了解、機動部隊侵入開始。』

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5分後、待機していた航空ヘリ部隊――AH-8･UH-60JA――が超低空で侵入してきた。

それを見た日本軍兵士が対空兵器を使用しようとする。が、EMPでそれは使い物にならなかった。

銃座からMINIMI機関銃が放たれる。が、ヘリの前に5,56mm弾は無力だった。すぐさまAH-8が反撃し、ミニガンとロケットで銃座は破壊された。

AH-8が敵兵士の気をそらしている間にUH-60JAが兵員を下ろし、離脱していく。

そのころ、海岸には小型潜水船が上陸し、台場全域の制圧を開始した。

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4分後、対空基地は制圧され、その15分後に台場は新日軍によって制圧された。