第1章

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「ママ、パパ。おはよ」 「七ちゃん、おはよう」 「七瀬、おはよう。 絢斗、いつも悪いな」 「俺が七瀬と一緒にいたいから毎日来てるんです。 苦じゃないですよ」 パパは警視 おじいちゃんは警視総監 ママは売れっ子小説家 お姉ちゃんの菜美ちゃんは イギリスの大学生 弟の茅笶は有名進学校の 高校1年生 私以外、みんなすごい肩書きの持ち主 「七瀬、早く食べなさい。 遅刻してしまうよ? 絢斗が髪をするんだろ?」 「あ、うん。 ママ、今日もおいしかった。 ごちそうさま」 「おそまつ様でした」 「パパ、茅笶は? もう電車の時間…」 「姉ちゃん、俺はもう玄関~」 「茅笶!! 今日、茅笶の学校行くからね♪」 「絢くん付きならいいよ」 「絢斗?どうして?」 「どーしても!! 絢くん、よろしく」 「あ、茅笶!!」 「いってきまーす」 バタンッ  
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