姫の操り糸

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「―――泣きながら」 ただ呆然としている僕を見ながら五木が話す。 「泣きながら俺の所に来たんです。 奏さんが戻るまで保ちそうもないと。 自分たちじゃどうにもできないから、助けて下さいって土下座して頼まれたんです。 だから、チームに戻った訳では無いんです。 一時的に奏さんの代理で動いているだけなんです。 奏さんがあのチームを気に入っているみたいだったので潰したくなかったんですよ」
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