姫の操り糸

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気持ち悪い。 喉が貼りつく。 「さらに、バカなのが、大半を持ち逃げされたことです。 なめきられてたんですね。 奏さん奏さんって奉ることはできても、その逆は無理だった。 新しく入った奏さんを知らない連中には余計、そうする奴らが軟弱に見えたんです。 カモとして、見られてた。 この後はもう分かるでしょう? 俺に泣き付いて来た時にはグループ云々ではなく奴ら自身がヤクザに追い回されて命の危機にあった。 俺もさすがにヤクザ相手に喧嘩はできない。 と、なれば、お金がいるんです………よ、あれ? おかしいな。うわ!」
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