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「その日から俺は漆黒の道化を名乗っている。
修吾さんは、それからすぐにグローリーを退団したんだ」
レイの話しを聞き、その場にいた皆は、やはり悲しそうな表情を浮かべたまま、沈黙している。
「漆黒の道化ってのはそんな意味があったんだな…」
ムードメーカーのシンですら、悲しげに顔を曇らせている。
「さて…
時間が結構立ったな
晩飯にするかな~
皆も食べてくか?」
レイは、沈黙した空気を払うように、明るく言葉を発した。
レイの言葉を聞いて、全員が時計を確認すれば、時刻は8時30分…
夕飯時には少し遅かった。
「いいんですか?」
フィルの遠慮がちな声。
「もちろんです
むしろ、食べていって下さい
一人での食事は味気ないですし」
フィルの問いに対しての答えは、了承と、お願い。
それを聞けば、その場にいた全員は断る事も出来ずに、ただ頷いた。
「じゃあ、造って来ますね?
俺とニアの話しは、ニアに聞いて下さい」
それだけを言って、レイはダイニングキッチンに向かった。
それに、フィル達も続く。
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