2404人が本棚に入れています
本棚に追加
男子の叫びは最高潮に達していた。
「ならば、静かに待てよ?
入って来い!」
ゴウの言葉で教室は静かになる。
そして、教室の扉を開けてレイが入って来る。
服装はいつの間に着替えたのか女子用の制服である、白のブラウスに藍色のブレザー、同じく藍色のスカートに茶色の革靴、白いソックス。
長い髪も手伝って、どこから見ても少女だ。
おまけに、元から顔立ちは女の子のようなかわいらしさが有り、華奢な身体という、完全に女子にしか見えない要素だらけなのだ。
「レイと言います。
よろしくお願いします♪」
しかも、高い声をしているし、仕種もかわいらしくお辞儀をする始末。
そして、お辞儀の後にニコッと笑いかけた。
「「「ウォォオ!!」」」
「かわいい!」
「最高~!」
「つきあってくれ~」
男子からは歓喜の絶叫が聞こえる。
一方、一部の女子まで顔を赤らめている。
(恐ろしい破壊力だな…
レイ、ナイス♪)
ゴウはニヤニヤしながらそんな事を考えている。
「よ~し
これから、定番の~
質問タ~イム
一人一つずつにしろよ」
最初のコメントを投稿しよう!