序章

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でも……倒すってどうやって倒すんだよ俺! 相手は、バケモノで……しかも刀を持ってるし 俺…勝ち目ないっぽいしな 『喰イタイ。喰イタイ。喰イタイ。』 タタリ神が珠紀の行った方に向かおうとしてる…… 「……ッ行かせるかよ!!!!」 俺が、かなり大きい声で叫んだと同時に、俺の後ろから何かが飛んで来てタタリ神に刺さった 「………今の何だよ?」 恐る恐る見ると、タタリ神に刺さってるのは…黒いナイフみたいな刃物 誰かが投げて来たのか? それとも―― 『喰ワセロ。喰ワセロ。チカラ。チカラ。喰ワセロ。』 「ッ!!」 いきなりタタリ神が俺に襲いかかってきた。 もしかして…あれ投げて来たの俺だと思ってんのか? だとしたらいい迷惑だ。 「タタリ神……帰れ。ここは、お前が居ていい世界じゃない。」 …何、言ってんだ俺? 「帰らないならまた…いや、さっきよりも痛い目に遭うぞ。」 何故か勝手に口が動く……  
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