序章

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「今すぐ―――れ。」 「え?」 耳元で何かを囁いて男は、俺からゆっくり離れ 村の方に歩いて行った あの男何を言ったんだ? 最後の部分…聞こえなかった 「……あ!あの男に珠紀の事聞き忘れ―――」 居ない!? 珠紀の事を聞き忘れて聞こうと思って、男が歩いて行った方を見ると男の姿はなかった。 ………どこ行ったんだよあの男 ってか…俺、迷子ぽいな……いや迷子なのか? 『………タイ』 鯛? 誰か居るのか? そう思って周りを見渡して見るけど誰も居ない …ってか……いつの間にか周りの空気が変わった? さっきまで煩いくらいに聞こえてた、鳥の鳴き声や虫の声が聴こえない… ここは……? 「ッ……」 ここがどことか考える間もなく嫌な声が聞こえてくる。 『喰ワセロ…喰ワセロ…』 何処かで何が…呟いてる? だとしたら……そいつは相当頭ヤバいな 喰わせろって…お前は、食力旺盛な―― 「ッ…!??」  
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