記憶のひとかけら1

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俺の卒業祝いとして、快の部屋で食事をしていた。 昔話に花を咲かせ、昔話が一段落したときに、俺は、感謝を告げた。 俺をここまで育ててくれた母親に…。 母親は、泣いていた。 義父の胸を借りながら、号泣していた。 こんなに泣かれるなんて思ってもいなかったから、困惑した。 助けを求めて快を見たが、快は、静かにワインを飲んでいた。
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