記憶のひとかけら1

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「いつもありがとう。快のおかげで、俺は…」 母親が仕事でいない夜に、沢山遊んでくれた幼少時代。 誕生日とクリスマスには、大きなプレゼントを持って驚かしてくれた年少時代。 母親の海外赴任が決定したとき、日本に俺の居場所を作ってくれた小学時代。 担任として、保護者として、見守ってくれた中学時代。 アルバイトや人間関係でぶつかり合いがあった高校時代。 一人暮らしを始めて、快の存在の大きさを知った大学時代。 生まれてきてから、ずっと快には世話になりっぱなしだった。
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