こんなに好きなのに…

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『…あー、やっと仕事全部終わったなぁ』 「そうやね…」 『よし、井上、飲みに行くぞ』 「……はぁ」 気が進まんなぁ… 『…行くやろ?つか、無理矢理つれてくからな』 「何で無理矢理つれてかれなきゃあかんねん;;」 『何でもや…あ、若林君!春日さんっ!!こっちです、こっちぃ~!』 「…あ、石田さん!…に、井上さん、いまいきますよ!」 「……」 いまアイツ 凄く嫌な顔しやがったな… こっちが嫌だっちゅーの 「………はやくこいよ、春日」 「…あぁ」 やっぱり春日さんも嫌なのか? 歩くのが遅いのは いつもかな? 『どこ行きます?どこでもいいですよね?』 「…なんでお前そんなテンション高いねん;;」 『だってみんなで飲みに行くんは初めてやん?だから楽しみで楽しみで…』 「…のんきやな」 『誰が?』 「……」 お前以外に誰がいんねん 「……石田さん、行かないんですか?」 『え、あっ、行くよ?』 「じゃあ早く行きましょうよ?」 『そーやね!』 「……」 「……」 「春日さん…」 「…なんだ」 「…俺ら二人おいてかれてません?」 「なんか、二人の世界…って感じだな」 「ですよね…」 本間なんやねん そんなに若林と一緒にいるんが楽しいなら 俺なんて いらんかったやん 『あっ、春日さんっ!!おいてきますよっ!!』 「あ、あぁ…」 「俺は無視!?」 …あとでど突く 『あー、ほらっ、井上もっ!はよこいっ!』 「……はぁ」 「行かないのか」 「行きますよ………アホ~!今行くっちゅーねん!!まっとけやぁ!!」 「……でかい声だな」 「別にいいじゃないですか、行きましょう?」 「そうだな…」 これから しんどいけど 石田が楽しんでるなら それで ええかな? ま、若林と楽しそうにしてるのが 気にくわんけどな…
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