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~N~ 楽屋に入ると、全員と目が合った。 「えって… ただいま?」 とりあえず首傾げながら言ってみた。 「お帰り。仕事行くぞ」 ゾロゾロと楽屋を出てスタジオに向かう。 何か… 違う。 いつものあいつらじゃねぇ… 何でそんなに暗いの? 何で何も話さないの? 何で? 何で? 何で? 俺が何とかしなきゃ… 俺が何とか… しないと… ダメになる。ダメになるんだ。 「早く終わらせような!」 明るい声を出して、笑顔を振りまく。 いつもの俺のように…
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