――Ⅰ――

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出会いは前触れもなく             本当に突然で ドラマの様なモノではなかった 第一印象は良くも悪くもなくて あまり会話らしいこと         しなかったよね こんな感じのスタートだったけれど 毎日 貴方と会って     毎日 貴方と話して… ト キ 時間がたつにつれ   ナカ 私の心には特別な感情が        芽生え始めました これが“恋”というものなのでしょうか たわいもない会話 笑顔がたえない日々 そんな毎日がずっと続くと 夢みてました 貴方との最後の日。      貴方との最後の記憶。 夢のような毎日が終わりを告げる 泣きじゃくる私に 貴方は困った表情を浮かべ 頭を優しく撫でてくれたよね それがいっそう 涙を生んだこと 気づいていましたか 貴方から私への最後の言葉 ――がんばれ―― 大切なモノを失った私には がんばることなんて      できないんだよ 貴方は今   ドコで何をしていますか?? 私の時間はあの頃から 一秒もトキを刻んでいません 唯一の願い どうか貴方が    今もまだ        笑顔を絶さず  幸せにいてくれていますように 毎夜 願い続ける .
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