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「!!泉水?!」
空気を入れ換える為の小さな窓枠から、泉水が身体を侵入させ入ってきた。
「大丈夫か?宵。」
「な…っ…!俺より泉水だろう。しかし何故此拠に?」
優しく肩に手を掛け、泉水は宵を宥める。
「隠密だ。五所河原の専属の忍となって宵の手助けをする為に入っていた。」
「いつの間に…」
「宵が入城を決めた晩だ。幸い忍は素性の知れない者ばかりだ。すんなりだったよ」
宵は安堵の笑みを浮かべて、それから泉水に向き直る。
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