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遣いの者は敦盛に文を渡すと、淡々と述べた。
「そちらが無条件にて降伏せぬかぎり、五日後に京野塚にて戦いとさせていただく」
「目的はなんじゃ?」
「天下統一の為の領地拡大だと殿は申しておられる。」
「民の生活はどうなる?」
「四条の掟に従い取り決める。」
「………」
敦盛は暫く黙った後、言った。
「交渉は破棄。…開戦じゃ」
「では五日後、京野塚にて。」
そう伝えると従者は四条へと戻った。
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