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それは満月の晩だった。
僕はいつもの夜とおなじ様にすすき野原を散歩していた。月はとっても丸く、そして柔らかい光を投げかけてくれる。僕達狐にとっては昔からの付き合いだし、必要な存在だ。だから僕は気分良く散歩していた。
『あの・・・・・・』
へっ?なに!?
不意に声かけられて僕は驚いて振り返った。
そこには猫がちょこんと座っていた。
『誰?なにか僕に用?』
『驚かしてごめんなさい。満月が綺麗で走り回っていたらこの野原にたどり着いたの。ルナっていうの。』
『僕は月牙。満月に惹かれて来たのなら許してあげるよ。』
そのあと僕達は月を見上げてドキドキしていた。本当に素敵な満月の輝きでした。
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