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「…ぅん」
声が上手く出せず少し裏返る。
僕ってこんなにこういう事に弱かったんだな。
本当ダメダメ過ぎて腹が立つ。
「今から言う事は真剣な話なので…、その…信じて聞いてください」
神谷さんから決意の籠ったまなざしを受ける。
もうだめだ、息すらまともに出来ないよ!
どうしよう、どうしよう、どうしよう!
「実は…、真城さんは私の…」
…………………息が。
し、死ぬ…かも。
そして、神谷さんはその言葉を言った。
「前世からの愛するパートナーなんです!!」
うわぁ!どうしようぅ!
…………って、え?
何?
今なんて言ったんですかこの人?
前世?パートナー?
僕は聞き間違いではないかと、おそるおそる尋ねた。
「あの、神谷さん?今なんて?」
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