第1話…CRUSH

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ここは空き地である。 「ガチで暇すぎる。」 文句を言っている、金髪のピアスだらけの男。今回の主人公の大澤 要であった。 要は昼間からタバコをすっていると… 「き、君はまだ未成年だろっ!?」 「やべっ、ポリじゃん。」 要は樋浦にビビり、原付に乗って逃げた。 「あぁ、くそっ…。」 樋浦は要から逃げられたのをガックリとしていた。 「ガチでヤバかったなぁ。」 要はノーヘルのまま、運転をし、近くのコンビニで降りた。 桜は駐車場の警備をしていると…ゼロがいなかった。 「ゼロ?さっきまで…この感覚……。」 桜は異様な不安を抱いた。 「どうしました?桃さん。」 新人の中谷 奈己がコーヒーを運びながら、桜の元にきた。桜は苦笑いで「何でもない。」と言った。 (ゼロ…。) 要は立ち読みをしていると、謎の発光体が要の体に入った。 「…っ!?」 (ここから、この店から出れますか?) 要は見知らぬ声に恐怖心を抱き、とりあえず外へと出ていった。 要はある程度、離れた公園に着くと、謎の発光体は徐々に姿は現した。 「なっ…!なんだてめぇは?」 要は謎の発光体にキレるも、発光体は笑顔で。 「はぁ~い♪あたしはゼロ。よろしくね。」 ゼロは右手をヒラヒラとさせ、陽気な声で自己紹介をした。要は呆気にとられていた。 「あたしは貴方の力になるの。分かる?」 ゼロはそう言うと、要の体に入った。 「なっ、なんだよ、今の…。」 要はただ呆然としていた。 「幽霊?なわきゃねぇよな、ガチで。悪い夢でも見てんだよな。くそっ!!」 要はだんだんと機嫌を悪くしていった。 「………。」 近くで電話をしていた康介がヘラヘラしていると、誤認した要は… 「どないしはったんや?」 康介はARCへと帰りついて、岩隈 竜は心配をしていた。 「ててっ…、さっき変な金髪のバカにやられた。」 康介は要にやられたのであった。 「高山君…。」 枝実は心配しながら、救急箱をもって駆け寄った。 要は再び、さっきいたコンビニに着いた。すると… [ドンッ!] 「いっってぇなぁ!!」 コンビニ強盗とぶつかったのであった。要は襟首を掴み、殴ったのであった。 犯人は吹き飛ばされた瞬間、謎の発光体が体に入り込み、徐々に怪物へとなっていった。 「な、何だよ、これ…。」 要は目の前の状況が分からず、へなへなと腰を抜かした。 次のページへ
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