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怪物はずんずんと要に近づいてきた。要は腰を抜かしながら、後退りをしていると…
「逃げるの?」
ゼロがいきなり話しかけてきた。要は不思議な感じで呆然をしていた。
「あいつを倒そうよ。ね♪」
ゼロはウインクをしながら、具現化をし、ベルトになった。要は慌てていると、ゼロが。
「ゼロクロス・クラッシュって言ってくれる?」
ベルトから声を発した。要は訳も分からず、反抗をしていると、怪物は要を掴み上げ、吹き飛ばした。
「ぐっ…、痛ってぇ…。」
要は何とか体を起こした。
「良いの?このまんまじゃ、やられるよ?ね、変身してよ。」
ゼロは要を説得を、し続けていた。要はだんだんとイライラしだした。
「あ~っ、うっせぇなぁっ!!言やぁ、言いんだろ、言やぁっ!!」
要はゼロに、そう叫び、ゼロは要に期待した顔でいた。
「で、何て言うんだっけ?」
要は鼻笑いしながら、ゼロに聞いた。ゼロは教えてあげると、要は…
「ゼロクロス・クラッシュ!」
そう言うと、要の体から光が放ち、スーツを身に纏われていた。
「な、何だこれは?」
要は驚いていた時、要の体は灰色のスーツに赤い装甲に黄色のラインが入り、右肩の装甲が異様にでかい戦士がいた。
「要、良い?これはゼラッシュって言うから。基本的に格闘メインだから、そこんとこよろしくね。」
ゼロは淡々と喋り、要に委ねた。
「はぁ?…おいおい、こいつをどうしろと?…おいっ!!……ったく。」
要は投げやりなゼロに慌てるが、返答なし。渋々、ファイティングポーズをとった。怪物は襲いかかってきた。
ゼラッシュは何とか闘っていた。闘っていると、次第に慣れていった。
「くっ…。大分、押され始めたな…。何か一撃技は無いのか?」
ゼラッシュは怪物と距離を置き、体勢を整えた。すると…
「え、あるよ。」
ゼロが突如、言った。さも当たり前かの様に言い放った。ゼラッシュはキレるが、ゼロはシカトをして…
「ベルトのボタンを押してさぁ、アーマーリミットって言ってくれる?てか言わないと、ヤバいよ。」
ゼロは冷静に答えた。
「よく、そんなにしらっと言えるよなぁ。アーマーリミットっ!」
ゼラッシュはとりあえず、そう叫ぶと、右肩の装甲は開き、手の方へと開いた。その姿は右腕にグローブを履いた様な感じであった。
「さぁ、いくぜぇっ!!」
第1話完
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