第1話…CRUSH

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怪物はずんずんと要に近づいてきた。要は腰を抜かしながら、後退りをしていると… 「逃げるの?」 ゼロがいきなり話しかけてきた。要は不思議な感じで呆然をしていた。 「あいつを倒そうよ。ね♪」 ゼロはウインクをしながら、具現化をし、ベルトになった。要は慌てていると、ゼロが。 「ゼロクロス・クラッシュって言ってくれる?」 ベルトから声を発した。要は訳も分からず、反抗をしていると、怪物は要を掴み上げ、吹き飛ばした。 「ぐっ…、痛ってぇ…。」 要は何とか体を起こした。 「良いの?このまんまじゃ、やられるよ?ね、変身してよ。」 ゼロは要を説得を、し続けていた。要はだんだんとイライラしだした。 「あ~っ、うっせぇなぁっ!!言やぁ、言いんだろ、言やぁっ!!」 要はゼロに、そう叫び、ゼロは要に期待した顔でいた。 「で、何て言うんだっけ?」 要は鼻笑いしながら、ゼロに聞いた。ゼロは教えてあげると、要は… 「ゼロクロス・クラッシュ!」 そう言うと、要の体から光が放ち、スーツを身に纏われていた。 「な、何だこれは?」 要は驚いていた時、要の体は灰色のスーツに赤い装甲に黄色のラインが入り、右肩の装甲が異様にでかい戦士がいた。 「要、良い?これはゼラッシュって言うから。基本的に格闘メインだから、そこんとこよろしくね。」 ゼロは淡々と喋り、要に委ねた。 「はぁ?…おいおい、こいつをどうしろと?…おいっ!!……ったく。」 要は投げやりなゼロに慌てるが、返答なし。渋々、ファイティングポーズをとった。怪物は襲いかかってきた。 ゼラッシュは何とか闘っていた。闘っていると、次第に慣れていった。 「くっ…。大分、押され始めたな…。何か一撃技は無いのか?」 ゼラッシュは怪物と距離を置き、体勢を整えた。すると… 「え、あるよ。」 ゼロが突如、言った。さも当たり前かの様に言い放った。ゼラッシュはキレるが、ゼロはシカトをして… 「ベルトのボタンを押してさぁ、アーマーリミットって言ってくれる?てか言わないと、ヤバいよ。」 ゼロは冷静に答えた。 「よく、そんなにしらっと言えるよなぁ。アーマーリミットっ!」 ゼラッシュはとりあえず、そう叫ぶと、右肩の装甲は開き、手の方へと開いた。その姿は右腕にグローブを履いた様な感じであった。 「さぁ、いくぜぇっ!!」 第1話完
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