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「チャンス作ってやるよ。」
ヨウヘイがタツヤに軽く笑いかけると…
「なんでワン切りしたの?」
タツヤの後ろにユウがきた。
タツヤはいきなりのことに目を白黒させているが、ヨウヘイはお構いなしにユウと話しだす。
「終わって暇だろ?ちょい相手しろよ。」
「暇じゃないしぃ。」
「どーせケータイいじるだけだろ。暇つぶしにつき合えって。」
「でも…お邪魔していいですか?」
ユウは遠慮がちにタツヤの顔を見る。
「ど、どうぞ!あの…俺、桜井タツヤ。よろしく☆」
「どうもです☆私西川ユウ。」
元々タツヤもユウも人なつっこい性格なので、2人はすぐに打ち解けて授業が終わるまで3人でうるさいくらい喋っていた。
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