幼馴染み

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「そりゃそーだろうね。」 ヨウヘイの部屋でくつろぐ美人… いや、よく見れば男だが… 色素の薄い肌と髪の毛、大きなアーモンドのような瞳、形の良い唇… 彼は米田 アツキ。 ヨウヘイの数少ない親友である。 先日のユウとのことを話したら、アツキはスッパリと言い放った。 「…なんでだよ?ユウだって仮にも女だろ?」 ヨウヘイは勉強道具が綺麗に整頓された机に背を向け、ゆったりとイスに座ってアツキを見つめた。 アツキはベッドに座り、軽くため息を吐いた。 「何年ユウと一緒にいるんだよ。今さらそんな気になるか?マンガじゃあるまいし、幼馴染みとの恋なんてそうそうないよ。とくにヨウヘイはね。」 「…なんかそこまで言い切られると腑に落ちん。」 「…試してやろうか?」 「は?」 アツキは黙って立ち上がり、ヨウヘイの膝の上を跨いで座った。 腕を首に回して… 少しづつ顔を近付けて… お互いの唇と唇の距離はわずか数cm…。
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