まなみのお腹

3/5
前へ
/35ページ
次へ
まなみは大きく息をつくと、土間に腰かけた。右手で、腰の辺りをさすっている。 「どうしたの?痛いの?」 心配になった僕は、慌てて窓にへばり付く。 「僕はここにいるよ?大丈夫?」 その時、へばり付いていた窓が勢いよく開き、僕は戸袋に吹っ飛ばされた。 「あれ、あれ。無理したらいかんよ?」 窓から顔を覗かせたのは、隣に住むおばあちゃんだ。 ひどいよ、おばあちゃん……。不意打ちなんてさ。
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!

32人が本棚に入れています
本棚に追加