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「ッ………ゲボッゲェ」
やべぇ、苦しすぎ……。
俺なんかした??ただぶつかっただけじゃん……。
男はなおも雄也を蹴り続けている。
「ヒャハハ、おもしれえぇ」
男は笑いながら雄也をリンチし続ける。
「…………ッ」
「おい、餓鬼…おめぇその目なんだよ!?気にくわねぇな」
「う、るせぇよバーカ」
雄也は精一杯の強がった。
ヤンキーは雄也の目つきが気に入らなくよりいっそう激しさを増していく。
メリッ
「ゲボォッ…………!!」
雄也は腹に膝を入れられ胃の中のものが逆流する。
その中には血が混じっていた。
「体中いってぇ……」
「オラァ!」男は持っていた、ナイフを雄也に振り下ろした。
雄也の左手にナイフが刺さった。
「ぁああぁあ゛ぁ」
「ククッヒャハヒャハヒャハヒャハ」
男はスイッチが入ったようにさらに狂ったように笑い出した。
雄也は痛みで意識が薄れていく。
俺どうなんの??。
死ぬの??。
毎日つまらない生活の中で、
ただ生きてるだけで、
死んでもいい、
そう思ってたけど、
実際はいやだ、
死にたくない。
そこで雄也の意識は完全に途絶えた。
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